森本信生さん
(中央農業総合研究センター 総合的害虫管理研究チーム)
「日本における外来昆虫の諸問題
外来昆虫相の特徴、分布拡大、国境管理など蔓延を防ぐためのしくみ」
日本への外来昆虫の侵入の96.8%が非意図的な侵入である。日本で蔓延した外来昆虫がアジア諸国に侵入し拡大するという図式がある(橋頭堡)。外来昆虫の蔓延を防ぐしくみには「植物防疫法」と「外来生物法」があるが、今回は「植物防疫法」のお話。国際植物検疫では検疫有害動植物を以下のように定めている。
(検疫有害動植物)
第5条の2 この章で「検疫有害動植物」とは、まん延した場合に有用な植物に 損害を与えるおそれがある有害動物又は有害植物であつて、次の各号のいずれか に該当するものとして農林水産省令で定めるものをいう。
1.国内に存在することが確認されていないもの
2.既に国内の一部に存在しており、かつ、国により発生予察事業その他防除に 関し必要な措置がとられているもの
この法律のもとで実施される発生予察事業では、17カテゴリーの指定有害動物に おける発生パターンについて全国でモニタリングが行われており、長期にわたる データが蓄積されている。にもかかわらずこのデータは有効活用されていない。 そんなこんなな中、横国の小池先生と共同で、発生、分布拡大の過去データを 使って、外来昆虫の分布拡大パターンを類型化することで、新規侵入昆虫の分布 拡大予測モデルの構築を試みた。とりあえず、分布拡大パターンとして西日本型 と東日本型が見いだされたが、昆虫の特性によって説明できる感じではなかっ た。というご発表でした。
この発表を受けて、
☆分布拡大パターンを決定する(環境、人為的)要因につい て考えられること。
☆国際検疫では、問題があった品物には燻蒸処理が行われ る。燻蒸処理にかかるコストと、燻蒸処理を行わなかったことで将来、農業被害 がおこるかもしれないリスクを定量的に比較することが今後はなんやかんやで重 要になってくると思うが、どう考え、どう進めていくべきか。
☆同定できない別 種や殺虫剤抵抗性などのバイオタイプの侵入に対してどう考えるか。
等が議論さ れました。
外来○○(虫も植物も貝も)の侵入から蔓延を防ぐしくみには同じ研究フレームを 当てはめて効率的に研究を進める必要性を痛感しました(感想)。
以下、参考にしたWeb
○植物防疫法
※咀嚼が十分でないため、文章がお堅くなってしまいました・・
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